Elecrowで初めて発注した基板が届きました!
今回は基板のみの製造で、発注から約2週間ほどで到着しました。
基板5枚製造で送料込で約13$強。
信じられない安さですね。
国内の基板屋さんであれば、なんやかんやで1万円弱かかるのではないでしょうか?
KiCADで設計し、Elecrowで製造した基板の評価
今回は両面基板で、主にRJ45コネクタとマイコンが載っただけの簡単な基板でした。
1枚だけちょっとした汚れがありましたが、
- 基板のキズ
- 穴加工のズレ
- レジスト不良
- シルクの汚れ
などもなく非常に良い仕上がりでした。
よく、シルクが不鮮明などの口コミを見たことがありましたが、今回の基板に関しては奇麗に仕上がっていました。
がしかし、悲劇が待っていました・・・
穴があいていない
RJ45コネクタの位置決めボスの穴が開いていないのです(悲)
信じられない致命的なミスです。
何故こんなことが起こったのか?
NTH(ノンスルーホール)のドリルデータが添付されていなかった
製造データを再確認しました。
RJ45コネクタの位置決めボスは、ただの穴なので、NTH(ノンスルーホール)という指定でパッドを設定していました。
そうすると、ドリルファイル出力の際に2つのドリルファイルが生成されます。
○○○.drl
○○○-NPTH.drl
ガーバーおよびドリルファイル出力は下記を参照してください。
-
KiCADのガーバーデータ出力方法
PCB設計が完了したら、いよいよ基板製造用のデータ出力となります。 データ出力の前に基板の設計がしっかりと完了しているかどうかを再度確認してください。 特に上部メニューのてんとう虫のアイコン「デザイン ...
それで、Elecrowへデータを渡す際に、NPTHのファイルを忘れてしまっていたのが原因でした。
完全にガーバーデータの確認不足だった私のミスです(悲)
特にスルーホールの指定でも問題無い穴なので、これからはあえてノンスルーホール指定しないでパッド作成をしようと思います。
そうすれば、ドリルファイルは1つにまとまりますので。
Elecrowで発注する場合、
○○○.dlr → ○○○.TXT
○○○-NPTH.dlr → ○○○-NPTH.TXT
の2種類送れば問題無いとのことでした。
P板ドットコムさんであれば、絶対に確認の問い合わせをしてくれたケースですね。
今となってはちょっと高額に思えるP板ドットコムさんですが、安心・信頼と納期においてはやっぱり良い基板屋さんだと思います。
ただでは転ばないぞ!
幸い両面基板だったので、後から自分で穴をあけて無事にリカバリーできました。
これが4層基板とかだったら、お手上げだったかもしれません。
無事実装できました。
そして、穴加工済みのケースにもバッチリ入りました。
基板カットおよび穴加工の精度は問題ないですね!
失敗したけど、作り直した方が安い
今回失敗しましたが、作り直した方が安いというところが驚きですね。
時間に余裕があるのであれば、断然海外のプリント基板業者に頼むのが良いなと感じました。
ですが、今の私にはあまり時間が無く、厳しい闘いになりそうです。
急いで作り直さなきゃ!